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チョジャンとは

韓国の調味料で「チョコチュジャン」とも呼ばれています。これを日本語に訳すと、チョ=酢、コチュ=唐辛子、ジャン=調味料で、韓国の唐辛子酢味噌ダレのことを言います。基本的には、酢醤油と味噌をベースに香辛料などをブレンドして作られています。韓国の調味料は、辛いものが多いイメージですが、チョジャンは甘辛くてコクのあるサッパリとした味わいの調味料で、辛いものが苦手な方でも美味しく食べることができます。

チョジャンの歴史

どの家庭にも常備されている韓国料理には欠かせない調味料はコチュジャンですが、そのコチュジャンに酢を加えたものがチョジャンになります。韓国は海産物が豊富な国で、その新鮮な海産物を美味しく食べる調味料を試行錯誤し、生まれたのがチョジャンです。その歴史は浅く、18世紀半ばに広まったと言われています。

チョジャンの基本の作り方

チョジャンは、輸入食材店や通販などで簡単に手に入れることができますが、コチュジャンとご家庭にある調味料だけで、簡単にチョジャンを作ることができます。コチュジャン、酢、砂糖、白ごまを混ぜ合わせれば出来上がりです。作ったチョジャンは冷蔵庫で1か月以上保存することできます。

チョジャンの使い方

チョジャンは韓国料理の万能調味料ですので、蒸し料理や焼き物だけでなく、カルパッチョや和え物など冷たい料理とも相性が良いのが特徴です。肉や魚だけでなく、野菜にも良く合い、ビビンバや冷麺のタレとしても使えます。チョジャンにゴマ油を加えれば、焼き肉の定番のチョレギサラダのドレッシングにもなります。保存もきくので、基本のチョジャンを多めに作り、料理に合わせてレモン汁やニンニクのすりおろしを加えれば、味も変わり料理のレパートリーが増えます。

まとめ

私たち日本人にとって鍋や刺身のタレと言ったら、ポン酢や醤油が定番です。また、ダイエット中の料理の味付けも塩や醤油、ポン酢とシンプルになりがちです。そんな時は、チョジャンで召し上がってみてはいかがでしょうか。チョジャンは発酵食品であるコチュジャンに酢を加えた調味料なので、消化促進の他にも魚の臭みを取り除き、防腐・抗菌効果もあるので、お刺身にもよく合います。また、唐辛子のカプサイシンが体脂肪を燃焼し、老廃物の排出を促進する効果があります。チョジャンは、美味しいだけでなく、ダイエット効果にも期待できる調味料です。ぜひ一度ご家庭で作ってみてはいかがでしょうか。