スパイスに興味がある皆様なら、「マキシマム」という調味料を聞いたことがあるかもしれません。マキシマムは宮崎県発祥のミックススパイスで、宮崎県人には周知のご当地調味料。口コミやインターネットで徐々に広がりを見せ、TVで紹介されると一気に爆発的な人気を集めました。そんなマキシマムは、どのような特徴を持つ調味料なのでしょうか?マキシマムに含まれるスパイス・調味料の特徴や使い方をご紹介します。

目次

食材を選ばない利便性!マキシマムに含まれるスパイス

マキシマムには、塩・胡麻・ナツメグ・パプリカ・野菜粉末といった、調合調味料によく含まれる調味料の他に、醤油やカツオエキスなどの和風の調味料が含まれているので、私たち日本人にも馴染みやすい味わいです。

さらに中央アジアや中東・地中海東部などの国でよく利用される、クミン・ローレル・唐辛子といったスパイスも含まれており、これらのスパイスのバランスの良さから、多角的な旨味を生み出しています。

和風・アジア・中東、どの地域の風味にも偏っていないため食材・料理のジャンルを選ばず、幅広く利用できるのが特徴。また、マキシマムは粉末状になので、下味として料理のベースにも料理の仕上げにも、調理のどの段階にも使うことができます。

肉や魚のすべてにマキシマム!あらゆる料理におすすめ

そんなマキシマムは肉や魚の臭みけしにも有効。焼く直前にマキシマムを振りかけ、肉や魚をソテーするだけで、ナツメグなどのスパイスの香りが臭みを抑え、クミン・ローレルが食欲をそそる香りを、醤油やカツオエキス・パプリカなどが力強い旨味を与えます。

焼き鳥やBBQには、マキシマムをまぶした串焼きがおすすめ。これ一つで味が決まるので、特にキャンプなどの屋外での調理の際はいろいろな調味料を持っていかなくてもよく、便利においしく料理を仕上げることができます。また、マキシマムの他のラインナップである「マキシマム ゆず味」「マキシマム わさび味」を使えば、味のバリエーションも広がります。

そしてマキシマムは唐揚げやフライの下味にもおすすめ。一口大に切った鶏肉にマキシマムを揉みこんで唐揚げにすれば、しっかりとしたスパイスの風味が食欲増進に効果的。豆あじや小エビの唐揚げにも馴染みやすい味わいで、臭みを消しつつ素材のおいしさを引き立てます。ともすると淡白な味になりがちな白身魚フライも、マキシマムを振りかけて衣・パン粉をつけてカラリと揚げれば、食べた瞬間から最後まで、かむたびに香りが広がる絶品フライに。マキシマムを使い忘れたときは、アツアツのうちに振りかければスパイスの風味がストレートに味わえます。

野菜にもマキシマム?優しい味わいに旨味をプラス!

揚げ物にもおすすめのマキシマムですが、ポテトフライにもおすすめ。特にくし形に切った皮つきのポテトフライに振りかければ、じゃがいものほくほくした食感に香りのアクセントが加わります。

野菜炒めにもささっと振りかけるだけで手間いらず。この手軽さが、マキシマムの魅力の一つです。

野菜を使ったスープは、コンソメ系・クリーム系・トマト系・エスニック系、どのジャンルにも合います。いずれも仕上げに加えることで、ローレル・クミンの華やかな香ばしさがふわりと広がります。

意外なところでは、マキシマムの塩気の強さを活かした浅漬けにも最適。きゅうりや蕪・大根・セロリなどの野菜に合い、切ってジップロックに入れ、マキシマムを振り入れて冷蔵庫に置いておくだけで、簡単に浅漬けが楽しめます。好みでごま油をプラスすると、さらなるコクが生まれます。

さらにマキシマムの複雑な旨味を活かし、オリーブオイルとビネガー・砂糖を加えてドレッシングにもおすすめです。サラダにマキシマムの旨味が広がります。

炒飯・パスタにも万能調味料マキシマム!

野菜・肉・魚、すべての食材に旨味をプラスし、風味を活かしてソース・ドレッシングにもおすすめな万能調味料・マキシマム。粉末なのも使い勝手がよく、ポップコーンに振りかけたり、素揚げしたパスタに振ればお洒落なおつまみに。味なじみが良いので、炒飯・パスタなどの手早い調理が必要な時に本当に役立ちます。

クレイジーソルト・マジックソルトに続く万能調味料として、一家にひと瓶のマキシマムをおすすめします。